よーいドンで競争したら、お勉強ができる子が勝つ理由。
夏の甲子園を前に、高校野球地方大会で公立高校が私立の強豪校に勝利したという話をよく聞く今年の夏。
大阪の躍進している公立高校は学力が高いとされる高校が多いです。
これは単なる偶然ではないのでは、と。
表題の「よーいドンで競争したら、お勉強ができる子が勝つ」は、私が自分の経験も含めて思うことだったりします。
私は大学時代アイスホッケー部に所属しておりまして、関西の大学生のリーグの1部・2部に所属するチームでした。
1部上位はスポーツ推薦で入学した選手で固める私立の大学6校。
それらを追っかけるのは当時は、京大、阪大、神大、府大(私のとこ)でした。
どこも国公立でスポーツ推薦とは縁遠い、ほぼ全員大学に入って初めてスケートやホッケーに触れた未経験者です。
必死のパッチで練習して、どうすればうまくなるか、どうすれば相手に勝てるか。
労力を惜しまずに時間を使い、カラダに負荷をかけて、思考を繰り返す。
勉強にも共通するそういうところで、スポーツ推薦がなく同様に未経験者中心の私立の大学とのレベルの差がつくのでは、と。
ちなみに私は努力できない側の人間なので、苦しみの4年間、チームに迷惑をかけ続けた4年間でしたが…。
似たようなカレッジスポーツのアメフトでも、昔から京大が強かったり、私の経験はたまたまじゃないと思います。
その中でも元々の運動能力(イメージした動きを再現する力等々)がなくて、うまくいかない私みたいなタイプもいますが。
デザインも似たようなところがあると思ってまして、「必死のパッチで練習して、どうすればうまくなるか、どうすれば相手に勝てるか。労力を惜しまずに時間を使い、カラダに負荷をかけて、思考を繰り返す。」に関しては、「どうすれば相手に勝てるか」を「課題を解決できるか」に、「カラダに負荷をかけて」を「脳みそに負荷をかけて」に置き換えたらそのまんまだと思います。
運動能力に該当するのが、言葉や比率、イメージを画に置き換える能力なのでは、と。
ここで言いたいのは「お勉強ができる」にも、ちゃんと理由があり、方法論があること。
理由があり、方法論があるから、お勉強だけじゃなく、野球等のスポーツにも置き換えて結果を出せる。
高校野球で、以前は勝てなかった私立の強豪校に公立高校が勝ったりする時代になったのは、インターネットの普及により、野球理論、野球技術、トレーニング法へのハードルがかなり低くなったこと、気軽にいくらでもトップ選手のプレイを研究できるようになったことがあるのかな、と。
デザインも同じくいろんな情報が入りやすい時代になったと思うのですが、情報商材の温床になってしまっている現状、情報の取捨選択能力がかなり重要なのかも。
早いことデザイナーとして就職して、現場でリアル体験の中から学ぶのが一番。