デザイナーへの難易度
逆上がり、跳び箱、後ろ向き駐車…。
人が当たり前にできることなのに、できないことが多々ある私ですが、よくわかんないですが中学・高校とお勉強だけはやってない割にはできたのです。
上位2〜3%ぐらいのレベルらしいです。
学校の勉強以外のことは無能でしたが、学校の勉強だけは理解するコツみたいなものを持ってたみたいです。
そんな私が思うデザイナーへの難易度ですが、就職に有利とされる有名私大や国公立大学に入学するより、はるかに難しいと思っています。
デザイナーの赤本が存在しない。
赤本をつくるとこからが、デザイナーへのスタートなのではないでしょうか。
赤本から自分で考えないといけないって受験よりはるかに難易度高い。
ひー。
「あなたはデザイナーになれません」
という言い方をすることはありません。
その人の能力と可能性を把握しきれないからです。
頭の中で予測はしていますが、勘レベルの何かでしかない無責任な言葉にしかなりません。
それがよくないことなのかもしれませんが
「低めのハードル設定をしているのだろうな」
と思うことは多いです。
一般人が日常的に必要とする感覚のレベルを、プロのデザイナーとしての感覚のレベルまで上げないといけません。
運動経験が中学の部活レベルの人が、社会人になって急にたるんだカラダからムキムキマッチョになる作業とイメージしてもらえればいいのかもしれません。
(筋肉はトレーニング法も確立されていて、いかにストイックにトレーニングと日々の生活を送れるかだと思いますが、トレーニング法が確立されていないデザイナーになるのは、また違った難しさのような気もしますがとりあえず…)
「今の自分」ででもできる仕事を見つけ、「今の自分」でも居心地の良い人間関係を見つける。
「今の自分」のままで生きている人がほとんどだと思いますし、それが社会なんだと思います。
「脳みそムキムキマッチョにはならなくてもデザイナーになる方法」
が求められる時代。
「ガリガリ、ポヨポヨデザイナーがつくったガリガリ、ポヨポヨデザインを安く依頼し、その分を広告費にたくさん回す」
という時代の背景もあるのかもしれません。
ただただ時流に乗っただけにしか見えない、ガリガリ、ポヨポヨデザイナーがいつまで食べていけるのか。
今でも食べていけているのか。
そこに責任は持てないので、私はムキムキマッチョになるための道筋を示します。
1の労力でムキムキマッチョになれる人もいれば、200の労力やテスト&エラーを経てムキムキマッチョになる人もいると思います。
先生のお仕事は
「この人は、○○するのが苦手なんだ…」
と思わされることが多いです。
私が全く逆上がりができないように、人ができる当たり前のことができない人は意外に多いです。
そんな感じで「たぶん、誰にとっても簡単な作業ではない」ということが伝われば、と。
来週土曜日11/23夜、Webデザイナーの先輩のお話を聞く会を開催します。
就職までにどんな過程があったか。
Webデザイナーになったらどんな環境になるのか。
あくまで他人の経験ですが、誰かの経験でも、自分と近い状況からスタートした人の景色がぼんやりでも見えると、イメージもよりしやすくなると思います。
目の前の人が幸せになることで、自分の仕事の価値が高まっていくと思っているので、またいろいろやっていきまーす〜