2023.08.19

ゼロイチ人間率。

違和感を感じる。

「これからはゼロからイチを作り出せる人に価値が出ます」

先生というお仕事を通じて、たぶん1,000人近い方々と接してきたと思うのですが、ゼロからイチを作り出せそうな人って1%ぐらい?

・ゼロイチが快楽な人…1%
・ゼロイチが苦痛な人…99%

な感じだと思うのです。(サカモトリサーチ社調べ)

じゃ、99%の方々の能力が低かったり、意識が低かったりするのか?

そうじゃなくって、高度な社会を形成するためには99%の人に求められるのは「周りを見ながら行動を決める」であって、「自分で考えて行動する」ではないからなのでは、と。

社会学の実験って、アリさんやらが使われたりするみたいですが、女王アリだけのアリの巣ってないですよね?

アリの巣事情に詳しくないから知らないですけど。

みんながみんな周りのことばっか見て行動してても埒が明かないから、1%が「俺はこうする」で方向を決める、と。

99%は「それに従う」と。

そうすることによってバランスがよくて、協調性の高い社会を築いてきたのでは、と。

地球上の人口が80億人とかなんですよね?(増えすぎてわからん)

イナゴの大量発生でもあるまいし、それだけ増殖できるってのは理由があるはず。

そんな感じでゼロイチを求める社会って、ほとんどの人にとって息苦しいだろうと。

AIが進化したところで、成熟した人間の高度な感覚システムは再現しきれないような気はします。

これからは1%の側の人が「これは人」「これはAI」と分けるだけで、大半を占めるゼロイチじゃない人の価値がなくなるってことはたぶんないし、ゼロイチじゃない人がいないと社会は形成されない。

ほとんどを占めるゼロイチの方に優しい社会、価値があることを認められる社会であって欲しいな、と思う土曜日の朝。

著者

著者

大阪本町制作所デザインスクール代表。講師。株式会社大阪本町制作所 代表取締役。初老のおっさん。